
『殺人偏差値70』の原作のあらすじから結末のネタバレまでと、感想を書いていきます。
原作「受験地獄」は星新一のショート・ショートを連想させるような、短編なのにあっと思わせる結末が待っている作品です。
ドラマには、三浦春馬さんや城田優さんなどの若手人気俳優が登場しているので、若者の視聴者をターゲットにしたサスペンスドラマになっていそうですね。
予告動画を見てみると、BGMだけでセリフは一切流れないという、少し変わったPR方法でした。
爆破予告のニュースや、建物から飛び降りるシーンなど、気になるシーンが色々見れますね。
この予告を見るだけで、勘の良い人だったらほとんどストーリー展開がわかってしまいそうです・・・。
ここからはあらすじやキャストを紹介していきます。
<あらすじ>
2度の受験に失敗し、浪人生活を送る木村昌彦。
3年目の大学入試の朝、
目覚めた彼の眼に飛び込んできたのは、8時40分を指す時計の針だった。
自宅から会場までどんなに急いでも、9時開始の試験に絶対に間に合わない。
あせった木村は「爆破予告」電話を入試会場にかける。
思惑通り開始時刻は遅れ、念願の大学入学を果たすが、
その行動に気付いている者がいて・・・・・・。(原作のあらすじより)
これが、原作のあらすじなんですが、ドラマとは少し違っているようですね。
原作
・主人公の名前が、木村昌彦
・「爆破予告」を電話でしている
・主人公に彼女はいない
↓
ドラマの予告・公式HPの情報では
・主人公の名前は、宮原圭介
・メールで「爆破予告」をしている。
・主人公に彼女がいる
などドラマを面白くするために、小説とは違った設定を取り入れているようです。
ここまでで、おおまかなあらすじは伝わったと思うので、次はキャストの紹介です。
<キャスト>
宮原圭介 (三浦春馬)
二浪して、東大を受験する。
真山理佳子と交際している。
田中宏志 ( 城田優)
宮原圭介のある弱みを握ってる。
西浦佐奈と怪しい関係。
真山理佳子 (滝本美織)
宮原圭介の恋人。
親が金持ち。
西浦佐奈 (栗山千明)
宮原圭介がバイト先で知り合う。
不思議な女性。
この4人がストーリー上の重要な人物です。
栗山千秋さん演じる西浦佐奈が、ミステリアスなキャラなので鍵を握る人物になりそうですね。
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ここからは、結末までのネタバレを書いていきます。
原作とドラマでは少し設定が違うので、ドラマの設定に原作の流れを当てはめていきます。
<ネタバレ>
主人公の宮原圭介 (三浦春馬)は、2度大学受験に失敗して、3度目の大学受験を迎えます。
受験するのは東京大学なので、合格すればバラ色の人生が待っていると信じています。
ですが、肝心の東京大学受験日の朝に、宮原圭介 (三浦春馬)は寝坊してしまいます。
そこで、試験には間に合わないので、
東京大学に爆破予告をすることで、試験の開始時間を遅らせようとします。
宮原圭介 (三浦春馬)の作戦はうまくいき、試験開始時刻が遅くなったので、宮原は無事に試験を受けることができ、東京大学に合格することができました。
晴れて東京大学の学生になった宮原圭介 (三浦春馬)は、
1人の怪しい男・田中宏志 ( 城田優)に声を掛けられます。
田中宏志 ( 城田優)は、「宮原が東京大学の爆破予告の犯人だということをわかっている。警察にバラされたくなければ、毎月10万円払え」と脅してきます。
東京大学生としての華々しい人生を壊したくない宮原圭介 (三浦春馬)は、田中宏志 ( 城田優)の要求を受け入れ、お金を払う約束をします。
それ以降、宮原は田中へお金を払い続けるのですが、徐々に田中の要求する額が大きくなっていきます。
(最初は10万円だったのが、20万、30万・・・と増えていったわけです)
お金を払いきれなくなった宮原は、田中を消し去ろうとします。
そして、宮原は田中に会いに行き、田中を殺してしまいます。
(この時、田中は宮原に手紙を渡すのですが、
「金をもっと払え」という脅迫文だと考え、宮原はすぐには読みませんでした)
これでもう脅されなくなると思いほっとした宮原は、田中が死ぬ前に書いてた手紙を読んでみます。
するとそこには、
・宮原からお金を受け取るようになってから、田中がどんどん堕落していってしまったこと
・それを反省して、自殺しようとしていること
が書いてありました。
つまり、宮原が田中を殺さなくても、田中は死ぬつもりだったわけです。
以上が「殺人偏差値70」の結末までのネタバレです。