
『大人ドロップ』のネタバレや感想を書いていきます。
「橋本愛が最高すぎる!」と試写会に行った人からは絶賛されているようですが、どんなキャストでどんな結末を迎える作品なんでしょうか。
4月に映画が公開される「大人ドロップ」は、同名の小説が原作となっています。
原作を知らない方にとっても、「あまちゃん」や「桐島、部活辞めるってよ」に出演してブレイクした橋本愛さんが主演を務めているので、気になる作品の1つなのではないでしょうか。
高校生の青春を描いた作品になっています。
予告動画はこちらからどうぞ。
登場人物は少ないので、わかりやすいストーリーだと思います。
まずは、簡単に登場人物を説明します。
<登場人物>
浅井由(池松壮亮)
主人公で、ハジメやハルと仲が良い。入江杏のことが気になってしまう。
入江杏(橋本愛)
ハルの友人で、浅井やハジメと仲良くなっていく。
ハル(小林涼子)
浅井からの頼みで、ハジメ・浅井・入江・ハルの4人で遊ぶ計画を立てる。
ハジメ(前野朋哉)
浅井の友人で、入江のことが気になっている。
この4人が中心になっている物語です。
入江さんが魅力的なので、浅井とハジメが夢中になってしまうという展開ですね。
「大人ドロップ」4/4(金)より上映が決定いたしました!伊豆・河津町を中心に伊豆東海岸各地で全面ロケを行った映画です。 pic.twitter.com/wVQOOxFOet
— ジョイランドシネマみしま (@joy_c_mishima) 2014, 1月 23
詳しいあらすじも紹介します。
<あらすじ>
高校3年生の浅井由(池松壮亮)は、夏休み直前、親友のハジメ(前野朋哉)に頼まれ、彼が思いを寄せているクラスメイトの入江杏(橋本愛)とのデートをセッティングしようとするが、そのことが原因で杏を怒らせてしまう。
そのまま夏休みに入ってしまった上に、杏(橋本愛)が学校をやめて引越してしまうと聞き、由(池松壮亮)は心にモヤモヤとしたものを抱えた日々を過ごす。
一方、大人になるために何かと急ぐ女友だちのハル(小林涼子)からは、年上の彼氏との恋愛相談をもちかけられ、周囲が大人になろうとしていることに由は焦りを感じ始めるが……。
「大人ドロップ」あらすじ
高校生の素直に言えない恋愛感情や、突然の別れを通して「大人」になっていく姿が描かれています。
タイトルの意味も、「大人」になることが関係しています。
<タイトルの意味>
タイトルの「大人ドロップ」とは、主人公が幼稚園の頃に「大人になるために必要」と言われて、幼稚園の先生から毎日貰っていたカンユドロップのことです。
この作品では、多分「子供から大人への成長」をテーマにしているので、このドロップの話がちょくちょく入ってきます。
あとは、枝豆が成長したら大豆になることや、翠のピーマンが成長すると赤くなることについて話題になったりしています。
高校生の頃の主人公は、子供から大人へ成長するとどんな風に変化するのでしょうか。
小説では、社会人になった主人公が、高校時代の思い出を語るという形で、青春時代の淡い恋のエピソードが描かれていきます。
前野朋哉出演・飯塚 健監督作『大人ドロップ』チラシ第二弾が完成しました。 第1弾チラシでは高校生だった二人が大人になって… 2014年4月4日(金)よりロードショーです。 どうぞご期待ください。 pic.twitter.com/Cwqvb7olY5
— 有限会社ブレス・チャベス事業部 (@Chavez_news) 2014, 2月 21
<原作のネタバレ>
(ここからは、高校時代のエピソードです)
主人公の浅井(池松壮亮)は、友人のハジメ(前野朋哉)が「入江杏(橋本愛)と2人で話がしたい」と言うので、ハル(小林涼子)にお願いして4人でデートに行く約束をします。
ハジメは「入江杏と会っても緊張して会話できない」と予想して、浅井に携帯電話で会話の内容を指示してもらおうとします。
ですが、入江(橋本愛)にはすぐにそのことがバレてしまい、馬鹿にされたと思った入江は家に帰ってしまいます。
浅井とハジメは、入江に謝ることで交流を始めるのですが、入江が引越してしまうことが判明します。
入江が引越してしまった後も、入江のことが忘れられない二人は、入江の引越先まで会いに行きます。
そこで、入江の父親が入院しているために、入江杏が病院の側に引越したことがわかります。
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(そして、父親は母親と離婚して、浮気相手だった女性が、入江の父の面倒を見ていること、入江杏はショックで精神的に病んでしまったことも判明します)
その後、入江の父親が亡くなったことをきっかけに、浅井は1人で入江に会いにいきます。
そして、入江がまた遠くに引越してしまうこと、「ハジメ君も浅井君も好きだった」ことを言われ、入江は浅井にキスしてお別れをします。
こうして、主人公は自分の気持ちにしたがって行動すること、入江との別れを経験することで大人になりました。
(その後は、ハルと浅井の恋物語になります)
ハルは大学生と交際していたのですが、浅井のために大学生と別れます。
そして、浅井が急に引越していなくなった入江に会いに行ったように、ハルは「自分が急にいなくなったら、浅井は一生懸命探してくれるか」気になり、浅井を試します。
浅井はハルを心配して、一生懸命探し続けたので、ハルは浅井を信用するようになります。
その後、2人で映画を観に行き、浅井がハルに告白して2人は交際を始めます。
以上が「大人ドロップ」の結末です。
原作と映画は少し違いそうですが、そのことは感想に書いていきます。
<感想>
主人公の浅井の行動が、少しずつ変化していくことが感じられる作品でした。
最初はハジメと一緒に行動していたのが、一人で入江に会いに行くようになったり、自然とハルの手を握るようになったり。
こんな風に高校生は、大人になっていくんだなーと思わされました。
冴えない高校生だと思っていた浅井が、意外に入江やハルから高評価だったのは驚きましたが。
あと、原作では高校生の時に浅井は入江とお別れしてそれっきり会えませんでしたが、映画だと大人になってから二人は再開するっぽいですね。
なので、原作では味わうことができなかった、浅井と入江の再開シーンが映画の見所の一つになりそうです。
「秒速5センチメートル」みたいに、昔好きだった相手のことが忘れられずにむなしさを感じる作品ではなく、「別れ」をきっかけに成長していく物語だと思うので、映画「大人ドロップ」は楽しく観れそうですね。
同じような高校時代を描いた青春映画が、5月に公開されます。
→「百瀬、こっちを向いて」あらすじとキャスト!元ももクロの早見が主演
「大人ドロップ」は橋本愛さんの可愛さが、「百瀬、こっちを向いて」は早見あかりさんの可愛さが思いっきり描かれた映画になりそうです。